最大効率を追い求めて
高校時代,pursueとpersuadeを混同していた森山です.
ちなみに,
pursue O:Oを追い求める
persuade O to V:OにVするように説得する
という意味です.
ちなみにこの問題を「キノの旅」という作品が解決してくれたことも覚えています.
(主人公のキノが持っている拳銃の名前が「パースエイダー」)
さて,今日は効率のお話です.
定期試験のための勉強,大学入試のための勉強,など,
高校生にとって分かりやすい勉強の目的が多いと思います.
定期試験までに与えらえる時間も,大学入試までに与えられる時間も,
基本的には平等です.
限られた時間を上手に活用して,最大の成果を上げるには,
効率を最大化するしかありません.
例えば効率を最大化する方法の一つに,
「同じテーマの学習を何度もしない」というのがあるでしょうか.
こういう言い方をしていますが,
復習しないことを奨励しているつもりでは全くないことは断言しておきます.
高1生の皆さん,因数分解できますか??
高2生の皆さん,2次関数の最大値を求めることができますか??
高3生の皆さん,Σ計算はできますか??
どの学年の人も,すでに習った内容のはずです.
一度習った内容をきれいさっぱり忘れてまた1からやり直す,
ということほど時間を浪費することはありません.
例えば,テスト間近になってから何も分かっていない単元の勉強を
1から始め直す,という行動などもこの例にあてはまるでしょう.
普段から仕上げていけばよいのです.
結局は,あなたがどれだけ自分の頭を使って勉強したかどうか,
それが全てです.
自分の頭で考えて理解したことしか人は知識として蓄えません.
自分の頭を使わず,他人から単に聞いただけの知識は,3日もすれば忘れます.
変な言い方ですが,
先生の説明の粗を探そうという気持ちで一度授業を聞いてみてほしいです.
なぜなら,他人の話の粗探しというのはそもそも,
あなたが他人の説明をしっかり聞いて,
その説明がどういう論理構造であったのかが分からなければ
決してできないことだからです.
これまでのあなたは,批判的に授業を受けることができていましたか?
ひょっとしたら,最大効率を追求するためのヒントは
こんなところにあるのかもしれませんよ?
高等部泉中央校 森山 昇平