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  1. 対応する力

対応する力

名取教室

こんにちは、福田です。

先日、小学生に「学校の宿題で、分からないのあるので教えてください」と言われました。

どれどれと見てみると、なんと音楽…。
歌の楽譜みたいなもの?に音符が書いてあって、そこに全部ドレミファソラシドの音階を書く宿題とのこと。

恥ずかしながら、そんなものには数十年単位でふれておらず、全然覚えていない…。
誰か他の先生に聞こうかなと探そうとしたのですが、「ちょっと待てよ」と気がつきました。

その生徒が私に見せてきたのは、教科書のけっこう後半の方のページ。
「教科書なら、どこかに音符の読み方とか、書いてあるはず」と思い、ペラペラめくると10ページ弱ほどいったところでしょうか、無事発見。
確認しながら、やってみました。

今回は音楽でしたが、勉強していると、「ん?これなんだろう?」みたいなものに出会ってしまうことは普通にあると思います。

社会・理科のような知識系の「?」かもしれません。
あるいは、数学のように考え方・解法系の「?」かもしれません。

そばに質問できる人がいれば、その人に聞いてみるというのもいいでしょう。
ただ、いつもそんなに都合良く、聞ける人がいるとは限りません。
そんなに時間もないというケースも、往々にしてあります。

そうすると、「自分で調べる」必要があります。
これも「勉強の1つ」だと思います。

基本的に勉強というのは、「まだ知らない」あるいは「自分には身についていない」ことを学ぶという瞬間が存在するので、「ん?これなんだろう?」は起こるはずです。

ただ、学校の勉強であれば、基本的には教科書や資料集や、学校で渡されたプリント、授業中の板書などは参考になるはず。
それ以外でも、市販の参考書や問題集、塾のテキスト・プリント・ノートなども利用できると思います。
また、ある種の制限はあるかもしれませんが、ネットも活用できます。

私たちは、学習塾ですので、勉強を教えるのが仕事です。
ただ、「聞かれたらなんでも答える」は、意図的に避けることもあるというのは、意識して指導に当たっています。

テスト本番では、教えてくれる人はいません。
「分からなければ、間髪入れず誰かに聞く」では、考える力がつきません。

多少、遠回りに感じるかもしれませんが、「自分で考えたり、調べたりする」は欠かせないものです。
時間をかけたことで身に着く、理解が深まるというものは、確実に存在します。

ただ、その時間のかけ方も「どれくらいがいいのか」は、なかなか判断しにくいことがあります。
ですので、先程の「すぐには答えないこともある」と同じくらいに強く意識して、「程よい頃合いを見てしっかり伝える」指導を心がけているつもりです。

それでは、今日はこのあたりで。