名取教室
こんにちは, 名取教室の澤田です.
国語のテストで「30字以内で説明しなさい」のような問題がありますけれど,
これを無解答にしてしまう人が存外多いのです.
何を書けばよいのかさっぱりわからない…ということのようです.
自分で問題集を使って勉強しているときも, 模範解答例を見て
「 いくら勉強しても, こんな解答を書くのは, 自分には無理.」と
諦めてしまっている人がいるかもしれませんけれど, それはもったいないのです.
最近の個別指導の中でも, (花束を渡した理由を問う)説明問題が手付かずの中学生がいましたけれど,
(澤田)「とりあえず字数は無視して, 一言でいえばなぜ花束を渡したの?」
(塾生)「感謝…?」
おお!素晴らしいではあーりませんか(古).
(澤田)「感謝をどうするの?」
(塾生)「感謝…を…伝える…?」
(澤田)「ざっつらい!!!」(注:国語の授業です)
(澤田)「そして…これは理由を問われているから…文末は…」
(塾生)「~こと!」
(澤田)「The 辛い!!!!ちっがーう!!!」(注:国語の授業です)
(塾生)「あ!!からです, から!!!」
(澤田)「そう!そうすると…」
(塾生)「感謝を伝えたかったから….」
(澤田)「そう!さあ解答の骨格はできたよ!ところで字数は大丈夫?」
(塾生)「全然足りません…」
(澤田)「よーし!ここから膨らませるよ!誰に?どういうことに対する感謝?文中に書いてある??」
…と, こんなやりとりをしながら, 最終的には28字の立派な解答が出来上がりました.
(これが正しい指導法だ!とか, そんな大それたことを言いたいのではありません. )
1文字も答案を書けなかった子に, 問題と向き合い, 戦う勇気をもってもらうこと.
そのことをこれからも大切にしていきたいと思った, 授業の一コマなのでした.
さあ勉強だ.