小松島裏日記 ~共テ国語編~
なかなか更新できなくてすみません…。
今年の二華・青陵のお話もしたいのですが(合格バンザーイ)、
タイムリーに共通テストのお話をしようと思います。
大学共通テスト(油断するとまだセンターって言いかける)が終わりましたね。
受験生の皆様、色々言いたいことや嘆きたいことや時計の針を戻したいことなどあるかとは思いますが、前を向いていきましょう。
というわけで共テ国語のお話です。
社会じゃないのかよ!と思います?
日本史AB世界史AB地理AB倫理政経倫政現社、全部解き終わってるわけないじゃないですか…(まだ公民分野に手を付けてない)
個人的には共通テストになってからの国語は弱体化が著しいな…と思っています。特に論説。
まだ回数をこなしていないので、今後変わるのかもしれませんが、比較的最近の文章が出てくることが多いんですよね。抽象論も少ないし。文章2つに分かれてるから、論説あるあるな「後半になるにつれて理解が及ばなくなる」現象も起きにくいですし。
まぁ、伝説の2013年みたいなのが毎年出てこられても困りますからね。
(武井は小林秀雄は好きですよ)
センターの頃との違いと言えば、そんな風に読みやすい文章が増えた一方で、
「読みやすくなったんだから、読んで解けや」
みたいな設問が増えたなぁと思います。
今までの「指示語」「接続詞」「段落構成」で読む部分を絞り込んで当てにいく国語メソッドが効かなくなってきていますね。
古来より大手予備校とかでやってた「逆接の接続詞が来たら▽つける」とかのアレです。
共通テスト、傍線部のすぐ近く(というか同じ段落)に答は書いてあることが本当に多いです。
で、選択肢の文章がそれをふわっと要約しているタイプですね。
「そもそも選択肢にあたる部分は一体全体、本文のどこです?」
ではなく、
「ここにあるのは明白だけど、これについて言ってるのはどの選択肢?」
みたいな。
ですから、文章理解力があればすぐ答は分かるし、なかったら二択三択まで絞り込んで確率論、みたいになりがちな感じではないかなと。
たくさん文章読みましょうね。
ほんとに、急がば回れって感じで、それが一番の解決策な気がします。
…この流れは、速読解をおススメするべき流れ…?
(`・ω・´)シ「速読・文達・プログラミング親子体験会」
おまけ。
古典で「俊頼髄脳」が来たので、和歌…和歌が来る…ッ!と構えてたら、
共テあるあるの「生徒たちの話し合い」設問によって、掛詞とか修辞が丁寧に誘導されていた優しさがすごい。
やっぱり共テの国語、センター時代より優しいですよ。