高等部泉中央教室
最近よく行くのはイオンスタイル、どうも紫竹です。
特に深い意味はありません。
そもそもこのブログに深い意味があったことなど無いのです。
今日はⅡBについてですね。
第1問1は三角関数でした。
やっぱり円とか領域とかは出ないんですよね。
数Ⅱの1章~3章はセンター試験目線だとほぼ不要という…
鬼門になりがちな三角関数ですが、
超ド典型の半角で次数下げ→合成の問題でした。
あすなろ学院としては、学力診断テストでも三角関数はこれしか出さないという徹底ぶりですから、
うちの塾生は全員完答したことでしょう。
第1問2は指数関数と対数関数を含む連立方程式でした。
誘導が丁寧すぎて、解けないイメージが持てません。
「底の変換公式を用いて…」みたいな文言で誘導するなんて、
世も末です。
ああ、センター試験は確かに末期ですから、そういうことでしょうか。(落胆)
第2問は微分と積分。
一方はx軸ですが、放物線に2直線が接する構図なので、
冬期講習会でやった通り、1/12公式がドハマりしてますね。
2秒で解ける。
3次曲線と接線の交点を求めるくだりがありましたが、
あすなろ学院では「接点→重解」が一般に浸透しているので、
悩むことなく完全平方式で割り切って、
定数項を見て計算無しに解答欄を埋めたことでしょう。
第3問はガチ漸化式でした。
これは難しいですね。
このパターンは私も初めて見ました。
変形に無理がある(誘導があるから乗れるけど普通はそうしようと思わない)と
私は思うのですが、研究不足でしょうか。
でもまああすなろ学院としては「1段上げて引く」等の操作は常識ですから、
解けない(正答を手に入れられない)ほどではないです。
第4問はベクトル。
底面が等脚台形の四角錘が題材でした。
始点そろえて内積計算するだけの簡単なお仕事です。
あすなろ学院のベクトルは、冬期講習を受ければわかるのですが、
完全に非成分推しなのでクリーンヒットですね。
意外と面積比とか体積比を考えるところでつまずくのでしょうか…
それは中学生のときに解決しといてくださいね。
結果として、センター試験は問題が良いです。
黒本とか青本とか、予備校出版のマーク型問題集や模試もたくさんありますけど、
どうもそれらとセンター試験は全然違うんですよね。
やっぱりセンター試験は秀逸です。
長い歴史の中で改良を重ねて良くなってきたんです。
しかし、残念ながらもうすぐそれが破壊されます。
彼らの頭には「変えること」が先にあるんです。
現行のセンター試験は、少なくとも数学に関しては、
知識技能だけでなく、思考力を試せるものになっています。
良いものがすでにあるのに、「変えること」を先に決定したから、
その良いものを破壊することになるのです。
共通テストもそのうち良くなるのでしょうけど、
また数十年かかるんですよね。
気が遠くなるわ。眩暈する。
今からでも、ベクトルを数学Cに移行するのを止めるとか、
英語の外部検定化を止めるとか、
大学受験がまともでいるための方向転換はできるはずです。
どうせしないだろうけど。
国を動かすほどの改革を自分の手で実行したいなら、
東大に行って官僚になって結果を出し続けるしかありません。
私には今から東大受験する元気はありませんから、
我こそは、という人は是非頑張ってくださいね。
センター試験もあと1回、なんて思ったら感傷的になってしまいました。
今日の音楽は どうしようもない僕に天使が降りてきた です。
槇原敬之で一番好きな曲です。
高等部泉中央校 紫竹