1. ド・モルガンの法則に関するエピソード

ド・モルガンの法則に関するエピソード

高等部泉中央教室

\( \overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B} \) と

\( \overline{A \cup B} = \overline{A} \cap \overline{B} \) .

こんにちは,森山です.

 

高校数学で習う,集合論に関するde Morganの法則です.

昨日の哲生先生の記事でもde Morganの法則がありましたね.

 

ちなみに命題論理に関するde Morganの法則では,

\( \neg(P \land Q) = \neg P \lor \neg Q\) と

\( \neg(P \lor Q) = \neg P \land \neg Q\) になります.

まぁ,これだけ見せられても単なる暗号ですがね……

しかし,集合論のde Morganの法則と大きく似通っています.

(記号の煩雑さに目を瞑れば…)

 

大学生の頃に「1階述語論理」の講義を受けたことがありますが,

そのときにこんなことを学習した記憶があります.

 

そういえば,大学生の頃の実験の授業で,

論理回路を組み立ててNAND回路,NOR回路,XOR回路の真理値表を作成するものがあったなぁ…(遠目

※NAND:否定論理積,NOR:否定論理和,XOR:排他的論理和

 

集合を数学で学習した高校生向けにざっくり説明すると,

NANDは \( \overline{A \cap B}\) に,NORは \( \overline{A \cup B}\) に,

XORは \( (A \cap \overline{B}) \cup (\overline{A} \cap B)\) に対応します.

 

AND に対応するのが \( \cap \) で,ORに対応するのが \( \cup \) です.

そして,NANDやNORのNに対応するのが \( \overline{\vphantom{h}\quad}\) です.

これらのことを利用して,NAND回路だけ,もしくは,NOR回路だけで,

XOR回路と同じ出力が得られる回路を作成する課題があったなぁ……(虚ろ目

de Morganの法則が必要だったはず……

 

ええと…何の話でしたっけ.

森山は怪しい暗号解読の方法を大学で習得した,とか

そういう特殊な訓練を積んでいるわけではないので,

その点はどうかご安心ください(何の話??

 

高等部泉中央校 森山 昇平