高等部泉中央教室
\( \overline{A \cap B} = \overline{A} \cup \overline{B} \) と
\( \overline{A \cup B} = \overline{A} \cap \overline{B} \) .
こんにちは,森山です.
高校数学で習う,集合論に関するde Morganの法則です.
昨日の哲生先生の記事でもde Morganの法則がありましたね.
ちなみに命題論理に関するde Morganの法則では,
\( \neg(P \land Q) = \neg P \lor \neg Q\) と
\( \neg(P \lor Q) = \neg P \land \neg Q\) になります.
まぁ,これだけ見せられても単なる暗号ですがね……
しかし,集合論のde Morganの法則と大きく似通っています.
(記号の煩雑さに目を瞑れば…)
大学生の頃に「1階述語論理」の講義を受けたことがありますが,
そのときにこんなことを学習した記憶があります.
そういえば,大学生の頃の実験の授業で,
論理回路を組み立ててNAND回路,NOR回路,XOR回路の真理値表を作成するものがあったなぁ…(遠目
※NAND:否定論理積,NOR:否定論理和,XOR:排他的論理和
集合を数学で学習した高校生向けにざっくり説明すると,
NANDは \( \overline{A \cap B}\) に,NORは \( \overline{A \cup B}\) に,
XORは \( (A \cap \overline{B}) \cup (\overline{A} \cap B)\) に対応します.
AND に対応するのが \( \cap \) で,ORに対応するのが \( \cup \) です.
そして,NANDやNORのNに対応するのが \( \overline{\vphantom{h}\quad}\) です.
これらのことを利用して,NAND回路だけ,もしくは,NOR回路だけで,
XOR回路と同じ出力が得られる回路を作成する課題があったなぁ……(虚ろ目
de Morganの法則が必要だったはず……
ええと…何の話でしたっけ.
森山は怪しい暗号解読の方法を大学で習得した,とか
そういう特殊な訓練を積んでいるわけではないので,
その点はどうかご安心ください(何の話??
高等部泉中央校 森山 昇平