1. 梅雨。

梅雨。

高等部泉中央教室

雨模様,どうも紫竹です.

野生に生きる数多の草花にしてみれば晴天も雨天も「良い天気」ですよね.

それでも私は雨が嫌いです.濡れるから.

好き嫌いは個人の自由です.

 

雨も嫌ですが,湿気はもっと嫌です.

べたべた,じめじめとして,なんだか憂鬱です.

 

などと言いつつ,この次に訪れる夏はもっと嫌いです.

暑いから.

暑いのは本当に嫌です.

私はおそらく一般の方よりもかなりの暑がりでして,

判断力も行動力も下がってしまうような気がします.

 

「暑い」「暖かい」「涼しい」「寒い」に好きな方から順に順位をつけるなら,

「涼しい」>>>「暖かい」>「寒い」>>>>>>>>>>>>「暑い」

ですね.「涼しい」は正義です.私にとっては.

 

そういえば,東北大学が入試の総評のようなものを公開しております.

ここです

これがもう秀逸な文面で,朝から目頭が熱くなってしまいました.

 

各問題についてのコメントは実際にその問題を解いていないとピンとこないと思います.

私は数学と物理はひと通り解いておりますので,

「え,この問題の不正解が多かったの!?」

などと驚いたりもしました.

 

誰でも読める部分は,各教科の最後に書いてある「志願者へのメッセージ」です.

特に英語については,大学側の悲痛な叫びにも聞こえます.

 

 いわゆる四技能を重視する英語教育の結果、英語によるコミュニケーション能力は以前に比べて伸びてきているのかもしれません。しかし、外国語である英語で書かれた文章を正確に読み、自分の考えを正しい英語で論理的に表現するという点を疎かにすることはできません。今回の解答でも、与えられた英文を知っている語彙で無理に直訳したり、フィーリングで意味をつかんで訳したりしているものが散見されました。そういう解答の多くは、主語と述語の関係が崩れてしまい、日本語として不明瞭な解答となっていました。解答を終えたら最後に自分の書いた文が筋の通る日本語になっているか、自分の意図した意味を表した文になっているかを点検してほしいものです。英文の内容や問題のポイントをつかむことができても、答案を適切に作成するための日本語の表現力が十分でなければ得点につながりません。過不足なく答案を書くという技術は、たとえ母語であっても簡単ではありません。日頃の訓練がものをいいます。要は、母語であれ、外国語であれ、ことばを大切にする読み方、書き方ができるかという点を十分に訓練してほしいと思います。

 

これは「4技能指導」を掲げて足元を見ていない入試改革・高大接続改革等に対する警鐘でしょう.

そもそも日本語が正しく使えていないのに外国語など論外であり,

「ことばを大切にしなさい」という痛烈なメッセージです.

 

これらを読んで,私達が指導の軸足を添削に置いたことは誤りではなかったと確信できました.

先生が一方的に説明をして,それを聞いて.

 

読む側が「汲み取ってくれる」と考えるのは甘えです.

誰が見ても誤読されないように自分の意思を簡潔かつ明瞭に表現する能力は,

人間社会で生きる力そのものであり,

勉強がそれを培うからこそ小中高と学ぶのだなあ,などと思いました.

 

今日の拉麺は 麺や遊大『遊大冷やし鶏ソバ 太麺ver.』 です.

ひんやり,すっきり,それでいて鶏油が香り高い素晴らしい一杯でした.

太麺だと田舎蕎麦感が出てそれも趣深いですね.

ご馳走様でした!

 

今日の音楽は Hakubi『color』 です.自分の足で歩いて行くんだ.

高等部泉中央校 紫竹