高等部泉中央教室
勉強、どうも紫竹です。
勉強には終わりがないのです。
どこまで行っても自分に解けない問題があります。
偉そうに数学の授業をしている私だって、
最近では「解けない」という問題にはあまり出くわさなくなりましたが、
時間がかかったり、うまい方法が見えなかったりすることは今でもあります。
居直るわけではないのですが、
解く能力と教える能力は、弱い正の相関はあるでしょうが、
決して比例しないと考えています。
私よりも問題を解くのが上手な人なんていくらでもいるのでしょうけど、
教える能力では必ずしもその人たちに劣るとは思っていないということです。
本記事とは直接無関係ですが、書く能力もまた別です。
素晴らしい参考書を執筆している予備校の有名講師の授業が優れているとは限らない、
難問をサクサク解けるとは限らない、ということです。
ここで私が言いたいのは、私自身のアイデンティティの確立などではなく、
完璧を目指す必要はない、ということです。
受験に関して言えば、満点を取る必要はない場合がほとんどです。
例えば70点が目標だとして、65点なら経過としては良好です。
なのに、65点だと偏差値が低いとか、順位が低いとか、友人は80点だったとか、
ネガティブな材料ばかり拾って自分を卑下する人がいます。
私は数学と物理の指導をきちんとすることで大学受験対策を成立させると決めているので、
「英語や国語もちょっとかじっておこう」などとは微塵も思いません。
自分に必要な守備範囲は、自分で決めて自分で守るのです。
他者との比較、指摘や野次は、参考にはしても自分の軸はぶれさせません。
あなたの目的や目標は何なのか、そのためにあなたはどうなる必要があるのか、
そうなるためにいつ何をするのか、きちんと考えましょう。
必要最小限のことが遂行されてから、その先のことに取り組むべきです。
必要最小限と言っているのだから、必要なんですよね。
それは四の五の言わずにきっちりやれと。
勉強するのも、試験を受けるのも、受験するのも、大学に行くのも、
すべて他でもないあなたです。
芯があることと強情であること、素直であることと流されること、
似て非なるものです。
あなたはどちら側でしょうか。
今日の音楽は 夜王子と月の姫 です。原曲を超えてるかも。
高等部泉中央校 紫竹