高等部泉中央教室
こんにちは。そしてこんばんは。哲生です。
たまには、長文を書きたいと思います。
シンガポールで塾講師をしていたときの話です。
ある日、熱心に自習している小学生がいました。
何かをひたすらノートに書いていました。
その小学生のノートを覗いてみると、
take take take take take take take take take …
と、何十個も書いてありました。
竹は繁殖力の高い植物ですけどね…
ノートに竹を繁殖させる必要はないですね…
英単語のスペリングを覚えようとするとき、
何回も書いて覚えようとするのは、
日本人の悪い癖だと思います。
効率が悪すぎますし、
短期記憶にしかなりません。
英単語は、まず発音を唱えて覚えましょう。
テイク テイク テイク …
書くより唱えるほうが圧倒的に早く覚えます。
なるべく早口で唱えましょう。
脳に負荷をかけると、
脳はそれを大事なものと認識して覚えるのです。
ダジャレを活用するとさらに効果的です。
持っていく ⇒ テイク
連れていく ⇒ テイク
例文で覚えるとさらに効果的です。
歌で覚えると最強です。
「私を野球に連れてって」という歌があります。
♪Take me out to the ball game.♪
というわけで、発音を覚えるのは簡単です。
発音が分かれば、スペリングは推定できます。
「エイ」という発音は、
a + 子音字 + e または aiと書くはずです。
「ク」という発音は、
k または c(h)と書くはずです。
考えられるスペリングは、以下の4つです。
take? tac(h)e? taik? tai(c)h?
この中でtakeが正解と覚えればよいのです。
これをできるようにするためには、
フォニックスの知識が必要なのですが、
知っている英単語が100以上あれば、
経験則から自然とわかるはずです。
大事なことは、発音からスペリングを
推定する癖をつけることです。
ちなみに、ローマ字とダジャレを使い、
「竹を持っていく」と覚えるのも素敵です。
最後に、書けるようになったのか確認するため、
1回だけ書いてみましょう。
紙の上に鉛筆で書く必要はありません。
指で空中に書けばよいのです。
小中学生向けっぽくなってしまいました。
高校生は、接頭語や接尾語の知識を使い、
さらに複雑な英単語を覚えていきましょう。
英単語に苦戦中の人の参考になれば幸いです。
長文失礼いたしました。