1. 不透明な入試。

不透明な入試。

高等部泉中央教室

圧倒的であるしかない、どうも紫竹です。

突然ですけれど、入学試験というのは基本的に不透明ですよね。

自分の答案がどのように採点されたのかを知らされることなく、

合否だけ知らされるわけですから。

しかも、正解が1通り(の表現)しかない問題だけならまだしも、

正解に許容される表現の幅が広い問題も多数あるわけで、

それがどのような採点基準に基づいているのか、まったく非公表なわけです。

 

高校受験もそうだし、大学受験もそう。

高校受験では、合同や相似の証明問題がどのように採点されているのか、

国語の記述問題や作文がどのように採点されているのか、

もっといえば部分点があるのかないのかすらわからないわけです。

大学受験は超公平なセンター試験を除けば基本的にすべて不透明です。

(そのセンター試験も残り1回ですが・・・)

 

大学が正解を公表する、ということになるわけで、

ほんの少しだけ不透明性が薄くはなります。

しかし、公表された正解について、大荒れになるような気がしています。

 

「出題者(大学)はこう解いてほしかったのか」

「これは高校内容を逸脱しているではないか」

各方面(学校・保護者・受験生・塾や予備校など)から、

大学の入試課に質問や抗議の電話・メール・FAXが飛び交ったりして。

 

そうならないような問題を作成し、その解答を作成し、

公表すればいいだけですけどね。

果たしてすべての国公立大学にそれをする能力があるのかどうか。

大学は日本のエンジンだと私は思っていますので、

大いに期待しています。

 

ということで、宮城県の公立高校入試の前期選抜というのの、

数学の一番最後の問題なのですが、私は次のように解きました。

 

横と縦の枚数比は2:3だから、

600枚に重複する2隅分の2枚を足して、

602枚を2:3:2に分けると、

横1行の枚数が602×2/7=172枚とわかる。

長さはこれを3倍して、516㎝。

 

皆さん(中3生及び業界人)はどのように解いたのでしょうね。

 

今日の音楽は 肩車 です。滲んでPCが見えない。

高等部泉中央校 紫竹