高等部泉中央教室
遂にネタが尽きる,どうも紫竹です.
共通テストぼやきシリーズも今日で最後です.
明後日から何を書こう・・・嗚呼・・・
ⅡB第5問
今年は平面ベクトルの問題でした.
計算量は少ないし,見通しも良い問題に見えるのですが,
おそらくそんなに正答率は高くないのだと推測します.
まずリード文の仮定を読んでスルッと図が描けたかどうかですね.
数学の先生の目線では容易いことなのですが,
高校生目線だと実はこの段階で勝敗が決しているのかもしれないです.
単位円と三角比,内積の図形的な意味,このあたりの理解が大事ですね.
平面図形が題材なので,直交条件も内積計算より相似を発見したほうが早いです.
そういう意味で,平面の問題だとベクトルの理解をはかるのが難しいですね.
入学試験として適切なのか,少々疑問です.
とはいえ,スやセでは斜交座標のイメージが求められました.
教科書に載っていないですね.
ASU-VISIONには載っていますけど.
3ページ目(3ページ存在するのは良くない設計です)では,
満を持して太郎さんと花子さんが会話していました.
が,会話文中には解答欄が無く,単なる誘導です.
これは,誘導をわざわざわかりにくく表記しただけであり,
数学の学力とは無関係な部分に負荷をかける結果になっています.
わざわざわかりにくく,回りくどく表現した文を解読する力が,
果たして「思考力」なのでしょうか.
甚だ疑問です.
テトは内分点の位置ベクトルの公式と実数倍と係数比あたりに十分理解があると,
あっという間に解答できます.
新高3の春期講習でも直前の冬期講習でもばっちりやってます.
負ける気がしないよ.
そんなわけで,ベクトルの問題はいまいちだったなあという感想です.
ベクトルの理解をはかれる問題が適切だと思うのですが.
「平面ベクトルは幾何要素込みで眺める」は定石です.
マークセンスは答えさえ手に入ればOKなわけですからね.
ああ,書き終わってしまいました.
2/25になったらいろんな大学の個別試験の「解いてみたブログ」になれるのですが,
まだ22日もあります.
以上!
今日の音楽は THE BACK HORN『ヒガンバナ』 です.
君は情熱の花.
高等部泉中央校 紫竹